読書を得意にする②

読むのが遅い人の傾向として、苦手意識からか、一字一句を正確に読もうとしている人が多いですが、逆にこれが理解力を落とす、アタマに入らないという原因にもなっています。


一字一句を正確に読むと前に書いてあったことを忘れてしまい、読み直しを繰り返す、ちっとも前に進まないなんてことにもなります。

文章というのは、単語の組み合わせから成り立っていますが、前後の文脈によっても成り立っているからです。同じ言葉でも文脈によって意味がぜんぜん違うということはありますよね。しかし、一字一句で読んでいると、文脈を捉えることができないので、意味がわからなくなってしまうのです。

ですから、ある程度のスピードで塊で文脈を捉えるようにすることが理解力を上げるという点でも大事なのです。


また、読書が好きでじっくり読みたい人にとっては速く読める速読は必要ないと思う人もいらっしゃいますが、右脳を使う読み方ができるようになると、感性やイメージ力が上がっているので、内容をより深く、情景を思い浮かべながら読んだり、自分の体験と結びつけて創造力を膨らませて読むといった読書ができるようになります。


読書を深く楽しめるので、一層自信がつき、苦手だった読書が得意になります。